長男が3歳の時、初めて熱性痙攣を経験しました。
私は当時、長男が熱性痙攣になる何日か前にたまたま友達のFacebookの投稿で熱性痙攣のことを知りました。
なので熱性痙攣がどういうものか、どういう風に対処すればいいのかある程度の知識を持っていたつもりです。
ですが実際なってみてアタフタしてしまいましたので、当時のことを思い出しつつ、みなさまにも知っていただければと思い記事にしてみました。
どんなものなのかを知っているだけでも気持ち的にかなり違うよ
熱性けいれんとは
6ヶ月〜5歳頃の子供に起きる痙攣のことで、38度以上の発熱に伴って発生します。
意識障害やけいれんが主な症状となります。5分以上痙攣が続くもの、痙攣が局所性であること、一度の発熱で何度も痙攣が起こったりする場合は複雑型熱性痙攣と言われ、病院での治療が必要になる場合があります。
繰り返す場合もあり、その場合はあらかじめ痙攣を起こさないようにする薬を処方されることがあります。
6歳頃には熱性痙攣はほとんど起きなくなると言われています。
【体験談】3歳の息子が熱性けいれん!その時私は・・・
その日長男は朝から熱が出ており、日中は37、5℃くらいの熱で過ごしていました。
いつもよりは元気が無いものの、遊んだりする元気はありました。
夕方から徐々に熱は上がり、38度にまで達しました。
長男はだんだんと辛そうになり、横になって眠ったり起きたりをしながら過ごしていました。
『とりあえず、今晩は様子を見て明日朝イチで病院に行こう』と思っていました。
水分は摂れているし、食事は摂れていないけど咳もなく寝られているようだし解熱剤も使わず様子を見ることにしました。
私は基本的に、食べられない、飲めない、寝られない、息が上がって辛そう、熱が上がりきっている状態の時以外は解熱剤は使わないようにしています。(これは各々のお母さんの考えによります)
厚着をさせて様子を見ていた
冬だったので、厚手のパジャマ+レッグウォーマー+モコモコのベストを着させていました。
今思えば、熱のある状態でこの服装は余計熱を上げちゃうよね・・・
21時頃になり、子供が不安がるので、抱っこをして寝るまで様子を見ていました。
子供の顔は真っ赤!!
熱は39、5℃。
『大丈夫だよ大丈夫だよ〜』と言いながらトントンしながら寝るのを待っていました。
それは突然起きました
ガクッ
腕の中で長男が激しく動きました。
その時すぐに『熱性痙攣だ!!』と思いました。
(ためらいもなく思ったのは母の勘だったのかも)
長男を床に寝かせました。
数日前に熱性痙攣のことを調べていたこともあり、すぐに夫に『5分計って!』と言いました。
横に向けた状態で寝かせましょう
5分以上痙攣が続く時は速やかに救急車を呼びましょう
痙攣の時間、左右対称の痙攣か見定めるためにも動画を撮ることをオススメします
(これは後に教えてもらいました)
【ガクンっ】というのを4回ほど繰り返してみるみる顔面蒼白になっていきます。
唇は真紫色をしています。
・・・死んじゃうかもしれない・・・
そう思うと手も震え、声も震え、落ち着いてはいられませんでした。
熱性痙攣の場合は救急車を呼ぶ必要はない。というのを記事で読んでいたので、救急車は呼びませんでした。
しかし、何もせず様子を見るだけでは心配でしたので【♯8000】(←押すと「こども医療でんわ相談」サイトへとびます)を押して指示を仰ぎました。
休日、夜間にこどもの症状にどう対応すべきかを教えてくれます。救急車を呼ぶべきか、熱がずっと下がらないが救急病院を受診すべきかなどを小児科医や看護師が教えてくれます
泣きながら電話越しの担当者に言いました
『熱性痙攣です。今1分です。唇が紫です。呼吸はしていると思います』
今にも心臓が破裂しそうでした。
担当者が『大丈夫ですよ、お母さん時間計れてますね。このまま様子を見ててください。お子さんの体を横に向けておいてくださいね』
そんなことを言われたと思います。体を横に向けて様子を見ます。
チアノーゼが無くなりました。ここまでで約1分30秒くらい。少しホッとしましたが長男は寝たまま起きません。
声をかけても起きません。大きな声で呼びかけても反応がありませんでした。
『おそらくそのまま寝たのだと思います』
と担当者に言われましたが、寝ているのか意識が無いのか分からなかったので担当者に促されるまま夜間救急病院に行きました。
・痙攣が起きた後はそのまま寝てしまうことが多く、チアノーゼが治まっていれば経過観察で問題はありません。
ですが、はじめての熱性痙攣の場合は救急病院等で診てもらうことをオススメします
・痙攣が止まっても意識がない場合や、顔色が悪く呼吸が弱い、目線が合わない、ボーッとしているなどの症状があれば痙攣が5分未満でも救急車を呼びましょう
救急病院に行くまでの間、本当に生きた心地がしなかったです。
その後長男は車の中で起きて、普通に会話もできるようになっていましたが、念のため救急病院で診てもらうことにしました。
救急病院で
先生に診てもらう時には本人はケロッとしていました。
手を触ったり、目を見たり、体に痛いところは無いかなどを診てもらいました。
先生には
『熱性痙攣だと思います。また何度も繰り返すようなら薬が必要になります。熱性痙攣を経験したうちの2割くらいは再発の可能性があります。今回は解熱剤を処方しますので明日また必要であれば小児科を受診してください』
と言われました。
特に異常がなくてホッとしましたが、またあのような痙攣が起きるのかと思うと少し心配にもなりました。
ママ友は1回の熱性痙攣でも抗けいれん薬をもらったと言ってたよ
その後
あの時から5年経ちましたが、再発することもなく元気に過ごせています(^^)
実際小学校にあがるまでは、高熱が出るたびヒヤヒヤしていました。
ここだけの話、高熱が出るたび♯8000や、市の緊急ダイヤルなどに電話していました。
そこで発熱時の対応について教えてもらったことがあるので、次の『熱性痙攣になったらこれをして』のところで合わせて紹介しますね♪
熱性痙攣になったらこれをして
経過時間チェック(可能なら動画撮影)
5分経過後痙攣がおさまれば経過観察
必要に応じて病院を受診
意識が戻らない、目線が合わない
速やかに救急車を呼ぶ
熱性痙攣後感じたこと・発熱時注意していること
熱性痙攣は『熱が急激に上がっている時』『熱が急激に下がる時』に起きやすいと言われています。
だからといって、熱が上がり下がりするのを怖がって解熱剤を使わない、ということはしないでいいと言われました。
解熱剤の使用・不使用に関わらず、痙れんは起きる時に起きるとのことです。
今回の私のように、熱が上がっているのに厚着をさせていたことは原因の1つだったのかもしれません(反省)
看護師さんに発熱時の対応について教えていただいたので参考にしてください!
\ 発熱時のポイント /
発熱時はいつもこのように対応しているよ
熱性けいれんは起きると焦る!だからこそ知っておきたい
どんなお母さんでも、熱性痙攣でのいつもと違う様子の子供に焦ると思います。
熱性痙攣のことを知っているのと知らないのとでは雲泥の差です。
知っているだけでもいいんです。
今回私も熱性痙攣の存在を知っていたのでそれなりの対応はできましたが、全く知らなかったら気が動転して泣き叫びながらすぐさま救急車を呼んでいたと思います。
1人でも多くのママさんやパパさん、子供に携わる人にこの記事が読まれることを願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました*
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